ウニは現在、仕事の日に通常約10時間、まれに約12時間留守番をしています。これはうにの主の家庭で起きている現実であり、柴犬に勧める留守番時間ではありません。犬が一人で過ごせる時間は個体ごとに異なりますが、長時間を静かに過ごせたように見えることと、排泄・運動・人との関わりが十分であることは同じではありません。

10〜12時間を『留守番が得意だから大丈夫』にしない

犬が一人で過ごせる時間は、年齢、健康、排泄、飲水、運動、性格や留守番への慣れ方で変わります。うにの主自身も、12時間になる日は『かわいそうな思いをさせている』と感じ、できるだけ定時で仕事を終えて帰るようにしています。

長くなる日は、外出時間を短くすることに加え、家族や知人、ペットシッターなどに途中の世話を頼む方法を考える必要があります。

短時間から始め、約2週間後には9時間へ

迎えてすぐ

お盆休みの時期だったため、最初は短時間から留守番の練習を始めました。

約2週間後

仕事の都合で、約9時間の留守番をするようになりました。

現在

通常は約10時間。長いときは約12時間ですが、月1回あるかないか程度です。途中に家族、知人、ペットシッターが訪問することはありません。

外出先でできる主な確認はペットカメラです。カメラで見る限り、ウニは多くの時間を寝て過ごしています。うにの主は『留守番が得意な方かもしれない』と感じる一方、寝ている映像だけで不安や負担がないとは判断しないようにしています。

お腹の調子が悪い日にサークルを壊した

ウニを迎えて約半年後、お腹の調子が悪い日に留守番をさせたことがあります。留守番中、ウニはサークルを壊して外へ出て、キッチンの広い範囲に排便していました。

便の状態、元気、食欲などに異変がある日は、普段と同じ留守番計画をそのまま使わず、在宅できる人を探す、家族や知人へ頼む、シッターへ相談するなどの代替案が必要です。

下痢に嘔吐、元気低下、食欲低下、血便などが加わる場合や、下痢が続く場合は動物病院へ相談します。急な排泄を叱るのではなく、体調の記録と受診判断へつなげます。

水、ベッド、トイレを置いたサークルで過ごす

  • たっぷり水を入れた皿
  • ペット用ベッド
  • 必要なときに使えるトイレ
  • ペットカメラ

食事は朝晩の1日2回です。排泄は散歩中が中心で、ウニは長く我慢することが多いものの、必要なときはサークル内のトイレを使います。長時間我慢できることを健康的、望ましいとは考えず、排泄の機会をどう増やせるかを考えます。

出発前の散歩は、留守番の日だけ特別な内容へ変えていません。RSPCAは、留守番前に犬に合った運動を行い、出発前に排泄の機会を作るよう案内しています。運動量や食事との間隔は個体差があるため、ウニの体調を見ながら見直す余地があります。

寝ている映像だけで『大丈夫』とは言い切れない

ペットカメラは、留守番中の変化に気づく助けになります。ただし、水を足す、排泄を片づける、体調を確認する、故障した空調へ対応するといった直接の世話はできません。

RSPCAは、留守番中の犬をときどき撮影し、震え、行き来、鳴き声など、飼い主が気づきにくい変化がないか確認することを勧めています。ウニが寝ている時間だけでなく、出発直後、物音がしたとき、起きて移動するときも含めて見ます。

遠隔のエアコン操作だけに頼らない

ウニの家では、SwitchBotからエアコンを操作し、予約設定も使っています。外出先から変更できることは助けになりますが、通信障害、停電後の復旧、エアコン本体の故障などが起きても必ず動く、という保証にはなりません。

環境省は、高温の室内でペットを留守番させる状況を避け、室内でも適切な温度と湿度を管理し、ペットが自分で快適な場所へ移動できる環境を整えるよう呼びかけています。

  • エアコンとは別に室温・湿度を確認できる機器を置く
  • 設定範囲を外れたときに通知を受け取れるようにする
  • 直射日光が当たり続ける場所を避ける
  • 水を切らさず、倒れにくい置き方を考える
  • 通信障害、停電、機器故障時に訪問できる人を決める
  • サークルの破損、コード、誤飲、挟まりなどの危険を定期的に点検する

長時間になる日ほど、途中の世話を考える

  1. 外出時間そのものを短くできないか調整する
  2. 家族や知人に途中の訪問を頼めないか確認する
  3. ペットシッターや犬の状態に合う預かり先を検討する
  4. 排泄、給水、室温、体調を直接確認できる人を確保する
  5. 体調不良の日は、普段の計画を使わず別の世話へ切り替える

サービスを使えるかは、地域、費用、犬の性格で変わります。知らない人を怖がる犬なら、緊急日に初対面の人へ任せるのではなく、在宅時から顔合わせや短い練習をしておく必要があります。

今ある環境を一つずつ補う

ウニの通常の留守番は約10時間、まれに約12時間です。しかし、この数字は柴犬の目安でも、安全を示す実績でもありません。体調が悪い日にサークルから出て排便した経験もあり、『普段寝ているから大丈夫』とは言えないと感じています。

カメラと遠隔空調は役立ちますが、直接の世話と緊急対応の代わりにはなりません。留守番を短くすること、途中で訪問できる人を用意すること、空調故障時のバックアップを持つこと。仕事と犬の暮らしを両立する現実を責めず、今ある環境を一つずつ補うことが必要です。

参考にした専門情報

一般的な安全情報の確認に使用した資料です。本文のウニに関する記述は、うにの主への取材をもとにしています。